西吾妻山より謹賀新年

 あけましておめでとうございます。1月4日、西吾妻山(2035m)に登りました。

 年末年始の寒波がやや緩み、風も比較的穏やか。積雪量はまだそれほど多くありませんが、もう十分に雪上ハイクと滑走を楽しむことができます。

 グランデコスキー場から、まず正面左にそびえる西大顛(1982m)を目指します。そこから西吾妻山(正面右)へ。二十日平経由でスキー場へ戻ります。

 この日は残念ながら、山頂付近には終日ガスがかかり、磐梯山や飯豊連峰の絶景を望むことができませんでしたが、ダケカンバやオオシラビソの霧氷、樹氷がとてもきれいでした。

 1700mあたりから上の山腹は、オオシラビソの樹氷ですっかり覆われています。


 残念ながら山頂が見えません(泣)。

 西吾妻小屋から山頂は目の前。西吾妻山頂付近の樹氷は人間の背丈くらい。可愛いモンスターたちがいまにも踊りだしそうに見えます。


 このコースはいつ来てもトレースがあり、スノーシューでハイクを楽しむ人、スキーにシールを装着して登る人、スノーボードを背負ってハイクアップする人たちに人気のコースのようです。

 ただし、西大顛から西吾妻、さらにその先の中大顛、天元台へ至るコースは、地形がなだらかなので、ガスがかかるとルートファインディングがとても難しくなります。行動中は周囲の地形の把握と地形図の確認に細心の注意が必要です。

村上 英夫

福島県内の高等学校山岳部顧問。顧問歴約20年。自身も高校時代に山岳部に所属し登山を始める。福島県高体連登山専門部委員長。環境省自然公園指導員。

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