村上 英夫

福島県内の高等学校山岳部顧問。顧問歴約20年。自身も高校時代に山岳部に所属し登山を始める。福島県高体連登山専門部委員長。環境省自然公園指導員。

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博士山に、 秋が来た、かな！？

　10月６日（日）は雨模様でしたがせっかくの休日なので、奥会津の博士山へ行きました。この山のブナやナラなどの原生林の森がとても好きです。雨のせいか誰にも会わず、風もなく、無音の世界。巨木たちが静かにこちらを見下ろしている。　今年は気温がいつまでも高い日が続いたせいか、秋の訪れがちょっと遅い。でも稜線には秋の気配が濃厚に漂っていました。

博士山へ！ブナの原生林が広がる奥会津の名山！！

　標高は１４８２M。稜線に広がるブナとナラの巨木の原生林、尾根ではクロベの巨木が強い印象を与える山です。イヌワシの生息が確認されていますが、残念ながらお目にかかれませんでした。標高１１００メートル付近までは赤や黄色の紅葉が日の光を浴びて輝いていました。それより上は落葉し、もう冬の気配です。中間部の眩い紅葉と、上部の山肌の中に白く輝いて浮かび上がる木々の幹が、コントラストを描いていました。　帰路は近くの西山温泉か柳津温泉がおすすめです。もし時間があれば、柳津の福満虚空蔵尊は見逃せない観光スポットです。